熊野古道を踏破する人向けに


熊野古道を初めて歩く方向けのコース

大門坂(だいもんざか)~熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)・那智(なち)の滝

石畳が美しい「大門坂」を登り、熊野那智大社、那智の滝へのコース。

大門坂入口から熊野那智大社への石段は距離も短く、苔むした石段と杉木立は熊野古道の雰囲気も満点です。

           ↑大門坂

高野坂(こうやざか)

熊野本宮大社から川の参詣道・熊野川を舟で下り、熊野速玉大社に参拝した後、熊野古道は海沿いの道を熊野那智大社へと向かいます。新宮の高野坂では、古道の雰囲気が色濃く残り、苔生した石畳や熊野灘の雄大な眺めをゆっくり楽しむことができる。

熊野速玉大社から高野坂登り口までは、阿須賀神社(阿須賀王子跡)、浜王子(王子神社)を経由するルートと、神倉神社を通る近世の熊野古道ルートです。




           ↑高野坂

牛馬童子像(ぎゅうばどうじぞう)~継桜王子(つぎざくらおうじ)

熊野古道中辺路の宿場として栄えた「近露(ちかつゆ)」を中心に、かわいい「牛馬童子像」から、わらぶき屋根の「とがのき茶屋」がある「継桜王子(つぎざくらおうじ)」へのコース

  ↑牛馬童子像

                     ↑継桜王子

発心門王子(ほっしんもんおうじ)~熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

熊野本宮大社の神域の入口とされる「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から熊野本宮大社へのコース。熊野古道No.1の人気コースです。


↑発心門王子               ↓熊野本宮大社

熊野古道と高野参詣道を歩く中・上級コース

小雲取越(こぐもとりごえ)

目の前に広がる雄大な熊野の山並みを望む、百間ぐらからの眺望。大雲取越に比べれば、比較的アップダウンが少なく、木立の中、快適なトレッキングをお楽しむことができる。


     ↑小雲取越


大雲取越(おおぐもとりごえ)

雲の中を行くがごとき、大雲取山に分け入り、厳しい坂道を越えるルートです。


      ↑大雲取越


赤木越(あかぎごえ)~発心門王子(ほっしんもんおうじ)~熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)~大日越(だいにちごえ)


      ↑赤木越

滝尻王子(たきじりおうじ)~熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

熊野三山の聖域のはじまりとされる滝尻王子から熊野本宮大社まで、1泊2日で歩くロングコース。

途中、近露王子か継桜王子の近くに宿泊することができる。


↑滝尻王子

             ↓熊野本宮大社

大辺路・長井坂(おおへち・ながいざか)

雄大な枯木灘海岸を望みながら南下する、大辺路の魅力あふれるコースです。


      ↑長井坂


大辺路・富田坂(おおへち・とんだざか)

田辺市から海岸線に沿って那智勝浦町へ至る大辺路の最初の難所といわれている富田坂。京都の著名な絵師円山応挙の高弟、長沢芦雪ゆかりの草堂寺から険しい登りの富田坂を経て日置川に向かうコースです。


     ↑富田坂



高野参詣道町石道(こうやさんけいみちちょういしみち)

聖地高野山への表参道である町石道は、弘法大師空海が高野山を開山して以来、信仰の道とされてきました。その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3メートルを超す五輪塔形の石柱が、根本大塔を起点として慈尊院まで180基、弘法大師御廟まで36基建てられています。その8割以上が鎌倉時代に建立されたもので、今なお昔の面影を残しています。


      ↑町石道


京大坂道不動坂と女人道(にょにんみち)

高野山は八葉の峰と呼ばれる1000m前後の山々に囲まれた山上の盆地で、明治5年に女人禁制が解かれるまで、厳しく女性の入山を規制してきました。高野山への参詣道として俗に「高野七口」と呼ばれる街道が通じており、かつては各入口に女性のための籠り堂として女人堂が建てられ、女人信者は弘法大師空海の御廟を拝みたいと、女人堂から女人堂へ八葉蓮華の峰々を辿ったといわれ、この道を「女人道」と呼んでます。

 

     ↑女人道          ↓京大坂道不動坂


女人道(にょにんみち)(高野三山)

高野山は八葉の峰と呼ばれる1000m前後の山々に囲まれた山上の盆地で、明治5年に女人禁制が解かれるまで、厳しく女性の入山を規制してきました。高野山への参詣道として俗に「高野七口」と呼ばれる街道が通じており、かつては各入口に女性のための籠り堂として女人堂が建てられ、女人信者は弘法大師空海の御廟を拝みたいと、女人堂から女人堂へ八葉蓮華の峰々を辿ったといわれ、この道を「女人道」と呼んでます。

↑奥之院(五輪塔)             ↓奥之院