はじめまして。今回この記事を書かせてもらったTです。
授業で、マンガと時代背景の関連性を考察し、自分の文で書き起こすということをしたのでここのブログにアップロードさせていただくことになった。
では早速本題に移っていこうと思う。自分が選んだマンガは「はだしのゲン」ある。
1.はだしのゲン 連載期間1973年 - 1985年
作中のエピソードの多くが実際に体験したことになっている。ただ、作中のエピソードの中には実際の体験と差異があったりする。例えば原爆が投下されたときゲンは小学2年生だが、自身は1年生の時であったりする。
物語は広島に住む、小学2年生の中岡ゲンが主人公で、1945年に原爆が投下されたところから生き抜いていくところが描かれていく。
原爆が落とされた時ゲンは壁の裏で無傷だったが家族は父、弟、姉が家の下敷きになってしまいなくなってしまう。母は助かったため、そこからは母を支えながら生きていくことになっていく。
死んだ弟に瓜二つの隆太に出会ったりしながら様々なことが起きていく。母が必死に産んだゲンの妹である友子の死、隆太との別れや再会、母の死、友の死といった本当にいろいろなことが起きる。ゲンはそんな中でも強く生きようと誓い、東京へと旅立つところで物語は終わる。
2.時代背景と分析
広島も長崎も原爆に関して地元の報道機関が重宝された。1970年代に様々な原爆報道などに力が入れられ、毎年力作を送っている。
1972年に沖縄の本土返還、その前年には天皇皇后が原爆慰霊碑に初めて参拝されている。さらには当時の総理大臣も歴代では初となる広島で行われている8/6の平和記念式典に参加している。
70年代には中国に次いでインドが74年にの核実験を行い核の世界拡散がわかってきた。そしてアメリカでは79年にスリーマイル島の原発放射能漏れ事故が起きて世界を震撼させている。
3.マンガと背景の関連性
これらの出来事をふまえて1965-75年くらいには様々なメディアが原爆に迫ろうとしていて、原爆実態の発見など現状を伝えていく年になっていたのではないのだろうか。
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